議院運営委員会・国会対策委員会2006-06

2006(平成18)年6月

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6月29日(木)〜30日(金)晴れ

●故郷づくり/山形県視察

国対副委員長、議運理事として共に今国会を乗り切った遠藤利明衆議院議員の提案で、地元で行われている故郷づくりの様子を見学に行きました。

まずは天童市大町にある「大町さくらんぼ園」です。平成元年に12戸の農家が共同で水田からさくらんぼ栽培へ約3ヘクタールを造成し、1500本が植えられ日本一のさくらんぼ園が誕生。その後、平成9年に6戸の農業者で観光さくらんぼ園をオープンし、お客様と直接対面しあう究極の「産直の姿」を目指しています。その他にもラ・フランスやふじりんごなど季節の味を提供しています。この水田からの切り替えは成功していますね。

また、天童と言えば「将棋の駒」づくり。とてもきれいな、ハッキリした文字を掘り込んでいきます。駒ワンセット90万円という値段を見てビックリしてしまいました。


6月28日(水)晴れ

●1800〜第5回衆議院議員村田吉隆君と語ろう会/虎ノ門パストラル

我らが自民党国会対策委員会の村田吉隆筆頭副委員長のパーティーが開催されました。宏池会の丹羽雄哉会長をはじめ多くの議員がお祝いに駆けつけました。村田筆頭の挨拶では宏池会の分裂について言及され、反省の上再結集に言及されました。

●1900〜議運・国対正副懇親会/都内

村田筆頭のパーティーの後、会場を移し自民党国会対策委員会・議院運営委員会の合同反省会が開催され、今国会の打ち上げがなされました。会期中は真剣勝負で自分の責任を果たそうと必死に取り組んできたため、なかなか副委員長同士の意見交換の機会がありませんでしたが、今日ばかりは言いたい放題。国会運営の重要性を改めて感じました。


6月27日(火)曇り晴れ

●1430〜日本国際交流センター海外派遣説明/1‐209

オーストラリアとの交流会で第11回目になるそうです。一昨年はオーストラリア側で選挙、昨年は我が日本で衆議院の解散総選挙がありましたので、久しぶりの開催になります。これまでの議論の経過や事前に調査すべき課題について相談しました。

●1500〜議会国際交流中国視察打合せ会/議運理事会室

河野洋平議長により申し入れた案件で、今年は議運の佐田委員長を団長に私ども自民党議員が4名、民主党2名、共産党1名、社民1名8名の国家代表により7月1日から5日までの工程が組まれ、その説明を受けました。また、中国の現状について外務省から説明を受けました。

●1900〜国対事務局懇親会/都内

議運や国対運営については過去の事例が大変重要です。その調査や助言をいただいてきた国対事務局の皆さんと懇親会を開催し、大変お世話になったお礼を述べました。


6月22日(木)曇り

●1900〜自民党幹事長招宴/都内

国対・議運の役員が武部幹事長に招待され、今国会の反省会が行われました。国会が閉会しホッとするところですが、今日も財務金融委員会の閉会中審査が行われ日銀藤井総裁の参考人質疑が行われました。終わったようで終わらない国会活動はこの夏も継続されそうです。


6月19日(月)晴れ

●1330〜総理お礼挨拶回り/第13控室

一旦東京に向かい議員会館事務室に入りました。会館から国会に移動しましたが、さすがに昨日閉会の後ですから、本会議場周辺はシーンとしています。その中で国対事務局の皆さんは今国会の整理を黙々と続けていました。午後2時には地元に戻らなければならず、村田国対委員長と面談し、総理挨拶を受ける時間に国対の部屋にいることができない旨お伝えし、横浜に戻りました。実は6月26日午後6時から麻生太郎外務大臣をお招きし、私の横浜セミナーを開催することになっており、その準備のために何人かの方にお目にかからなければなりません。午後はその対応に終われました。


6月16日(金)

●0910〜国対正副/第22控室→●0920〜国会対策委員会/第24控室

今朝は大慌てでした。いつもと同様の時間に出発したのですが首都高速横羽線が雨のせいか交通渋滞、定刻には到着できず10分遅れでした。国会対策委員会で今日の最終処理状況を確認し、村田筆頭副委員長の訓示を聞きました。予定通り国会が閉会するのは珍しいことで、国会自体は夏休みに入ります。しかし、我々は来年度の予算編成は党と政府で既に始まっており、政治活動・仕事がすべて止まってしまうと言うことではありません。しかし、時間拘束されることが今までよりは少なくなりますので、地元での選挙準備活動などに怠りなきよう指導されました。

●1040〜議運与党理事懇談会/第14控室→●1100〜議運理事会/理事会室→

●1200〜議院運営委員会/議長応接室

左は議院運営委員会理事会、右は議院運営委員会の様子です。 今日は最終になるはずの議院運営委員会ですから丁寧に慎重に進められました。まず理事会では(1)緊急上程申出議案(厚生労働委員会:精神病院の用語整理のための関係法改正案)が了承、(2)未だ委員会に付託されていない議案の閉会中審査に関する件(法務委員会:少年法等改正案、安全保障特別委員会:防衛庁設置法等改正案、以上2法案について委員会及び本会議で継続審議を諮る)が了承、(3)議院運営委員会に付託されている請願1種68件(教育基本法の調査会設置希望)については、与党は不採択、野党は採択を求め結果、保留、(4)議院運営委員会に参考送付されている陳情書(2件)、意見書(1件)については委員会で委員長から報告、(5)各委員会からの請願確認、(6)議院運営委員会に付託されている法律案(国立国会図書館法改正案)については継続、(7)各委員会からの閉会中審査申出の件、(8)閉会中の委員派遣については議長、議運委員長に一任、(9)議運に設置されている各小委員会の閉会中の存置について了承、(10)閉会中の理事、小委員、小委員長の辞任及び補欠選任について委員長一任、議員西田猛君逝去につき弔詞贈呈の件は弔詞案文の確認を行い追悼演説を次国会で行う旨了承、(11)海外渡航議員の了承、(12)分館4階委員室、講堂、中央食堂、議員会館議員事務室の改修工事の了承、(13)傍聴の聴覚障害者に対し手話通訳に要約筆記者を加え公費対応を認める、(14)鳩山由紀雄議員の議事録削除については議長判断に委ねる、以上のような整理が行われました。

●1245〜代議士会/第14控室→●1300〜本会議/本会議場

最終の本会議は@緊急上程の「精神病院の用語の整理のための関係法改正案」(参院提出)が全会一致で可決、A請願について2回採決され採択すべきものが決定、B閉会中審査については7回の採決によって審査案件が決定、そして本来であれば議長により議事終了の挨拶があるのですが、今回は野党側からの申し入れで、国会は18日までだから今日終了宣言は早い、と意見が出され、河野議長はその意見を受け入れ挨拶を削除しました。何かおかいしいな・・・。


6月15日(木)曇り雨

●0910〜国対正副/第22控室

いよいよ今日明日で実質的な国会審議は終了します。概ねやるべきことは決着がつき、皆さんの表情にはホッとしたような様子が見られます。私の担当する総務委員会は午前10時から委員会が開会され、請願6種32件、閉会中審査に関する件が審議され、最終の手続が終了します。他の委員会もボードに出ているように一斉に開会され、会期末に向けた最終処理に向けて動いていきます。本会議の内容も各委員会で審議され議了になった案件が5件ほど採決され成立する運びです。しかし、継続審議になった重要案件の今後の処理についても放り出すわけにはいきませんので、これまでの経過をしっかり記録しておかなければなりません。

●1040〜議運与党理事懇談会/第14控室→●1100〜議運理事会/理事会室→

●1200〜議院運営委員会/議長応接室

左の写真は理事会、右の写真は委員会の様子です。理事会では、まず長勢官房副長官から小池環境大臣の海外出張の許可願いが説明され了承されました。次に法制局長の辞任・任命承認の件が説明され、新法制局長予定者から挨拶がありました。本会議で承認される運びです。次に議院運営委員会に付託されている国立国会図書館法改正案(民主提案)については継続審議扱いになりました。さらに議員宿舎のあり方について田野瀬庶務小委員長より報告がなされました。次に海外渡航議員の承認がなされ、本日の本会議の内容について、また次回の本会議を明日開くことを決定しました。これらの確認が終わった後、懲罰の見直しについて江渡理事から、質問主意書の取り扱いについて宮澤理事から、また国会参観の高校生以下の取り扱いなどについて議論されましたが今後も慎重に審議することになりました。

●1245〜代議士会/第14控室→●1300〜本会議/本会議場

大勇会例会を終えて代議士会に走ります。代議士会では今日の本会議の議事内容について江渡理事から報告されました。本会議では@自殺対策基本法案(参議院提出)、A学校教育法等の一部を改正する法律案(閣法、参議院送付)、B法の適用に関する通則法案(閣法、参議院送付)、C高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律案(閣法、参議院送付)、D雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律及び労働基準法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)、以上5件について採決され、いずれも全会一致で可決しました。引き続き法制局長の辞任、任命について諮られ郡山芳一新法制局長が承認されました。


6月14日(水)曇り

●0900〜総務委員会開会/第15委員室→

●0910〜国対正副/第22控室→

●0940〜国会対策委員会/第24控室

左は第15委員室前の総務委員会の様子、中程は国対正副打合せの様子。右は国会対策委員会の様子。
総務委員会は本日一般質疑が2時間30分行われて、これが無事に終了すればすべての総務委員会での処理が終了します。動きだしの様子を確認して国対正副へ向かいました。国対正副では公報上掲載されていた本会議は開催しないことが確認され、各委員会の状況が報告されました。5委員会で採決が行われ議了予定です。問題は特になし。その後、9時40分より国会対策委員会が開かれ、村田筆頭副委員長から全体の状況が報告され、法案説明に入りました。法案は、@防衛庁設置法等の一部を改正する法律案(閣法)、A地理空間情報活用推進基本法案(衆法)、以上2件でした。特に一期生からの質問はありませんでした。

●1040〜議運与党理事懇談会/第14控室→

●1100〜議運理事会/理事会室→

●1110〜議運庶務小委員会/議長応接室

写真左は議院運営委員会与党理事懇談会、中央は議院運営委員会理事会、右は議院運営委員会庶務小委員会の様子です。
本日は本会議を休憩として、何か問題(不信任案など)が出た際に対応できるよう、会期末通常の手続きがとられました。理事会では次回の本会議の日程、つまり明日15日午後1時から議了案件処理を行うことが決定しました。諮る案件がありませんので議院運営委員会は開催されませんでした。引き続き、議院運営委員会庶務小委員会が開催され、議員宿舎のあり方についての方針(案)が審議され、原案は了承されました。

●1730〜佐田玄一郎君を励ます会/東京プリンスホテル

我が議院運営委員会の委員長である佐田玄一郎衆議院議員の「励ます会」が東京プリンスホテルで盛大に開催されました。仲間の国会議員は勿論のこと、地元の群馬県からもたくさんの支援者が参加されました。いつもは国会で威張っている(?)佐田委員長も地元の支援者の皆さんには弱いです。奥様と共に笑顔いっぱいにお礼の挨拶のため、各テーブルを回っていきます。私は次の予定が入っているため長居はできませんでした。お土産のこんにゃくを頂戴し、会場を後にしました。ご盛会おめでとうございました。

●1900〜AA研役員と中国王毅大使閣下との懇親会/ホテルオークラ

AA研役員と中国王毅大使閣下との懇親会に出席しました。河野議長の指示により7月1日から5日まで中国西安・北京を訪問し、議会交流をする予定になっています。事前に王毅大使に挨拶しておくべきと議長から案内がありました。初めて王毅大使とお話しましたが、とても流暢な日本語を話されるので会話は弾みました。日中間で政治的な問題を抱えているとは思えない親近感を感じました。今後も政治的にも、経済的にも隣国と協力関係が築けるように努力していきたいと思います。


6月13日(火)曇り

●0910〜国対正副/第22控室

本当に、あとわずかな時間しか残されていません。上げるべき法案については慎重に対応するよう細田国対委員長から指示がありました。また、遠藤法案担当副委員長からは、各委員会で未処理の法案に対し、廃案にするか、継続にするかの判断を今日中に整理するよう支持がありました。私の総務委員会では、自民公明から議員立法で提出した「独法平和祈念事業特別基金法廃止法案」、対案として民主から提出されている「独法平和祈念事業特別基金廃止法案」(民主・共産・社民)の扱いについて、総務委員会筆頭理事の佐藤勉議員と打合せに入りました。

●1040〜議運与党理事懇談会/第14控室→

●1100〜議運理事会/理事会室→

●1200〜議院運営委員会/議長応接室

左の写真2枚は与党による打合せ会。中央の2枚は議運の理事会。そして右2枚の写真は議院運営委員会の様子です。民主主義は大変時間とエネルギーを要します。一つのことを決めるにも最低この手続を踏んで、最終的には本会議で結論を得ます。本会議で居眠りをしている議員がいて非難されることがしばしばありますが、実は本会議の審議が始まるときには各案件の内容について何度も何度も議論が繰り返されているので、結論を得るための手続としての本会議では緊張感を欠いてしまうことになります。業界団体の全国大会を毎日開催しているようなものですから、出番の無い議員はつい睡魔に襲われてしまいます。居眠りが良いことだとは言いませんが、こんな状況の中で手続が進められていることはご理解いただきたいと思います。今日の議運は、本日の本会議で審議される案件は、各委員会で審議され結論の得られた法案が議了案件として処理されます。また次回の本会議は明日セットされました。民主党の筆頭理事からは案件が無いのにセットすることは意味がないと反対の意見が出されましたが、会期末は何が起こるかわかりません。責任を持って議会運営を委ねられている議運としては、念のため本会議のセットをしておくべきとの考えから、委員長の職権により明日の本会議日程が決まりました。

●1245〜代議士会/第14控室→●1300〜本会議〜1320/本会議場

上の写真は自民党代議士会の様子。大親友の江渡君が今日の本会議での議事の内容を説明します。自民党の代議士(衆議院議員)全員の出席を求めているこの代議士会で自民党の法案に対する態度の最終承認を得ます。そして本会議に向かうことになります。


6月12日(月)曇り

●1145〜国対正副/第22控室

今日の国対正副は月曜日ということもあり、午前11時45分から始まりました。お弁当つきの会議ですが、時間が無いためその弁当を突っつきながらの会議になります。細田委員長からは最後の詰めをしっかりやるように指示がありました。田野瀬副委員長からは衆議院本会議の開催日程について説明があり、引き続き参議院の状況について報告を受けました。そして各委員会の進捗状況についてそれぞれ担当副委員長から報告があり、日程の詰めを終了しました。国会運営は行政のトップである内閣が決めることはできません。各種法案等の申出を受けて、与野党調整しながら会議日程に載せていくのが国対の重要な役割です。

●1900〜議運懇親会/都内

田野瀬筆頭理事のお招きでお豆腐料理に舌鼓。重要な最後の1週間を慎重に、大事に頑張ろうと結束が確かめられました。また、佐田委員長からは国会終了後の議会のあり方海外視察の目的地などについて意見交換が求められました。


6月9日(金)曇り 梅雨入り

●0910〜国対正副/第22控室

今日を入れて国会はあと6日で閉会になります。今日の流れと来週に向けて未処理の法案について継続するか廃案にするかの決断をしなければなりません。細田委員長からは細心の注意が求められ、各報告に入りました。まず議運は、今日の本会議は議了案件のみ処理、来週の本会議日程をどこまでつめられるか。総務は来週の一般質疑を残し、議員立法の平和記念事業以外の法案については本日完了。結果閣法14件、NHK予算・決算の承認案件2件の合計16件が処理されたことになります。

●1040〜議運与党理事懇談会/第14控室→●1100〜議運理事会/理事会室→

●1200〜議院運営委員会/議長応接室

厚生労働委員会を中抜けして一連の議運関係の協議・審議に臨みました。左は理事会、右は委員会の様子です。
理事会では、@西田猛議員逝去の訃報、A緊急上程申出議案の確認、B懲罰動議の撤回、C趣旨説明聴取要求議案、D海外渡航議員了承、E報告書(少年法等の規定の施行状況に関する報告)受領の件、F本日の本会議の日程・緊急上程、G次回の本会議の日程、以上について協議され、最後に佐田委員長から「来週はできる限り本会議を開いていきたい」と締めくくりました。
委員会では、@本日の本会議の内容について議了案件2件の審議、A次回の本会議を6月13日(火)午後1時から開会する等、以上について了承されました。

●1245〜代議士会/第14控室→●1300〜本会議/本会議場

議運で決定された内容について自民党代議士会で了承を得てから本会議に臨みます。本日の議了案件は、@住民基本台帳法改正案(閣法)(参議院送付)、A海外文化遺産保護国際協力推進法案(文部科学委員長提出)、以上2件が審議されいずれも可決・承認されました。


6月8日(木)晴れ

●0910〜国対正副/第22控室

国会の最終日は6月18日ですが、17日(土)、18日(日)を除くと実質16日で終了になります。残された法案のうち必ず今国会であげなければならないものと、それ以外については「継続」「廃案」の判断・決断をしなければなりません。最後の最後まで安直な決断をしないように、慎重な処理方針が検討されています。法務委員会では条約刑法以外の法案の処理、防衛庁の「省昇格」法案の取り扱い、政治資金規正法改正案・公職選挙法改正、北朝鮮人権法案などの処理について最後の大詰めを迎えています。

●1040〜議運与党理事懇談会/第14控室→

●1100〜議運理事会/理事会室→

●1200〜議院運営委員会/議長応接室

写真左は議運与党理事懇談会、中央は理事会、右は委員会です。毎日このセットで会議が進みます。議院運営委員会で審議する国会職員法改正案について参議院の溝手議運委員長より提案・趣旨説明が行われ審議に入りましたが直ちに採決され総員賛成で可決しました。そして今日の本会議での議題について確認がなされた後、次回本会議の日程が協議されました。次回は明日6月9日(金)午後1時から議了案件2〜3法案の処理のため約10分間の本会議を開くことになりました。

●1245〜代議士会/第14控室→●1300〜本会議/本会議場

本会議ではまずはじめに追悼演説が行われました。故亀井善之氏に対し平沼赳夫君から20分ほどの演説がなされました。次に総合科学技術会議議員の同意人事が了承され、4委員会4案件、@国家公務員留学費用償還法案(閣法)、A鳥獣保護法改正案(参議院送付)、B海洋汚染及び海上災害防止法改正案(閣法)、C薬事法改正案(閣法)、及び緊急上程されたD国会職員法改正案(参議院提出)、以上5件がいずれも可決承認されました。

2008〜仲間だった衆議院議員西田猛君(50)が逝去!


6月7日(水)晴れ

●0910〜国対正副/第22控室

衆議院分館で行われていた厚生労働委員会での5分間の質問を終えて、全速力で走って本館の3階にある第22控室に向かいました。国対正副委員長の打合せはまだまだ続いていました。それぞれの委員会での最終盤の取り組みが進められています。私の担当する総務委員会では閣法はこのまま進めれば問題なくあがりますが、平和記念事業基金廃止法に関しては与野党がまったく考えが合わず、今回も見送りになってしまうのか、緊張した場面を迎えています。また、厚生労働委員会の「がん対策基本法」の取り扱いについては、がん患者であることを自ら表明した山本参議院議員の訴えに応え、与野党とも成立に向けて努力が続けられています。

●1830〜正副議長主催議運委員長・理事との懇談会/議長公邸

衆議院の議院運営委員会委員長・理事が正副議長に議長公邸に招かれ、夕食懇談と共にこの国会のさまざまな問題点について与野党の意見交換が続きました。議長からは「150日間の国会会期もあと10日を残すばかりとなった。この間、国会運営に尽力されたことに感謝する」と謝辞が述べられました。


6月6日(火)曇り

●0910〜国対正副/第22控室

法案の成立率がマスコミでも取り上げられ、細田委員長の挨拶でも「残りの法案の最後の詰めをしっかりやるよう」檄が飛びました。本日の本会議は議了案件3委員会4件について15分ほどの審議になります。引き続き参議院、他の委員会から取り組み状況について報告がありました。私の担当する総務委員会は10時から委員会が開会され@国家公務員留学費用償還法の質疑、採決、A住民基本台帳法の提案理由説明が行われる運びです。問題の法務委員会は、条約刑法については棚上げにし、他の法案の審議を進めるため理事会での協議が行われます。

●0940〜国会対策委員会/第24控室

国会対策委員会の委員である一期生が第24控室に集まってきました。本日は村田筆頭副委員長から条約刑法の丸のみ事件についてその経緯が報告されました。長勢官房副長官から国会同意人事について説明を受け、引き続き各法案説明がなされました。@公職選挙法の一部を改正する法律案(衆法)、A自殺対策基本法案(参法)、B精神病院の用語の整理のための関係法律の一部を改正する法律案(参法)、以上の3件です。そして、議運の理事会では既に説明されている憲法改正手続法案に関し、中山太郎委員長から改めて国対の委員へ経緯が説明がなされました。

●1040〜議運与党理事懇/第14控室→

●1100〜議運理事会/理事会室→

●1200〜議院運営委員会/議長応接室

左の1枚の写真は与党理事懇談会、中央の2枚は理事会、右の2枚は委員会の様子です。本日の本会議の議案について再度確認がなされた後、次回の本会議の日程について協議されました。次回は6月8日に追悼演説(故亀井善之氏)、同意人事、議了案件について議題とし午後1時から開会されることが決定しました。なお、7月1日から5日まで河野議長に随行し、中国訪問・国会交流に派遣されることになりました。

●1200〜常任・特別委員長打合せ会/第24控室

会期末を迎え各常任委員会・特別委員会の委員長らと各筆頭理事が集合し、これまでの国会での取り組みについて総括し、各委員会で抱えている問題点などについて意見交換が行われました。その中で、総務委員会所管の平和祈念事業基金廃止法案の扱いについても、関係者からなぜ審議を進めないのかと質問があびせられ、総務委員会の佐藤勉筆頭理事からは「国対がやれと言うなら、指示通りやりますが、それにより大きなマイナスもある。その覚悟ができているかが問題だ」と、現場での取り扱いの困難さを説明するとともに、衆議院審議後、参議院で始末ができないと廃案になってしまう現実にも目を向けなければなりません。仕掛けの時期を失ってしまっているのが現状です。

●1245〜代議士会/第14控室→●1300〜本会議/本会議場

本会議は15分の予定。内容は@消防組織法改正案(閣法)、A戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法等改正案(閣法)、B日本カナダ社会保障協定特例法案(閣法・参院送付)、日本欧州原子力共同体協定(参院送付)、以上の3委員会4件の採決です。@は共産党が反対、Cは共産・社民が反対、ABは全会一致で賛成、いずれの法案も可決しました。

●1800〜衆議院事務局等改革小委員会懇談会/都内

衆議院の事務局のあり方について審議し「中間取りまとめ」を提出し、一応の仕事が決着しましたので、今日は田村昌委員長の招宴・反省会です。これで小委員会は解散されず、今後も関係する問題についてまとめに沿った改革が進められるかチェックしていくことになります。


6月5日(月)曇り晴れ

●1000〜教育基本法に関する特別委員会/第1委員室

遠藤利明議員のピンチヒッターで教育基本法に関する特別委員会に出席しました。憲法に次ぐ大変重要な法案で、慎重な審議が求められています。今日のトップの質問者は鳩山邦夫議員でした。鳩山一郎氏の当時の議事録を紹介しながら、憲法改正が無理なら教育基本法を一日も早く改正し日本人の心、文化を取り戻さなければ、との主張を引きながら直ちに改正すべきと訴えました。

●1145〜国対正副/第22控室

先週の条約刑法の処理についてマスコミに大騒ぎされた後、初めての国対正副です。そのいきさつについて細田国対委員長から概要の説明がなされましたが、改めて午後1時から詳細にわたる説明を副委員長対象に実施するとのことでした。また、日経新聞の報道により50数%の法案成立率との報道がなされたようですが、実際には89%で例年と遜色の無い達成率を得ていると、その報道ぶりを批判しました。しかし、大物の法案が継続審議になりそうで、最後の詰めをしっかりやるよう委員長から指示されました。


6月2日(金)晴れ

●0910〜国対正副打合せ/第22控室

国対正副打合せは、昨日の「共謀罪」条約刑法の取り扱いについて委員長から報告がありました。まったくこう着状態の法務委員会の審議について、現場からの声により「自民修正案」を取り下げ「民主案」を与党がのみ、採用しようという案が浮上し、与野党間の協議に入った、というもの。それにより今日の法務委員会で質疑、採決が行われるとの報告でした。副委員長らは目を丸くしてその説明に聞き入りました。また6月1日を持って「吊るし法案」をすべて各委員会に付託したことから、道州制法案など喫緊の課題について動きが出てくることになります。しかし、残されたわずかな日程ですから、交渉の組み立てが大変難しい状況にあることを忘れず、慎重に進めていかなければなりません。まだまだ予断は許されないと思います。

●夕刻〜共謀罪「まるのみ案」民主反対に!

朝の国対正副では「まるのみ案」で与野党まとまる方向との説明がありましたが、午後一転したようです。民主党としては自分たちの主張した案が採用されるのですから本来喜ばしいことなのですが、条約批准には至らない国内法との外務省の判断は変わらず、また不都合であれば今後修正などを検討したらよいのではとの前向きな考え方に、民主党としては不審を抱いたようで調整は不調に終わりました。どちらが良い悪いではなく、調整の難しさを改めて学びました。


6月1日(木)晴れ

今日からクールビス、今年もスタート!

●0910〜国対正副/第22控室

さあ、今朝も緊張しての国対正副打合せです。いよいよ今日をあわせ残された日数は12日間。18日は日曜日ですので、16日が実質最終日になります。細田委員長の挨拶の後、議運関係について田野瀬副委員長から説明がありました。今日の本会議の議了案件と、やっと日本国憲法の改正手続法案について自民公明案、民主案が提出され、その趣旨説明と質疑に入ります。3時間30分予定の長丁場の本会議になります。また、次回については6月6日の日程まで詰められていることが報告されました。各委員会からも報告がありました。私の総務委員会では頭の痛い課題が残っており、その処理の難しさに悩んでいます。それは平和記念事業基金廃止法案です。議員立法の案件ですが、自民案・民主案がそれぞれまったく方向性の違う基金解決策を提案していますので、今国会でなんとしても整理して欲しいと言う要望にこたえ切れない状況にあるのです。今日一日また調整に飛び回ります。

●1040〜議運与理懇/第14控室→●1100〜議運理事会/理事会室→

●1200〜議院運営委員会/議長応接室

議院運営委員会の与党理事懇談会→理事会(写真左2枚)→委員会(写真右2枚)の順番で協議が進みます。理事会では、本日の本会議の議題の中身について了承を得て、次回の日程について協議され6月6日の日程についてのみ合意し、内容については6月6日の理事会で協議することになりました。その他、今日は衆議院事務局小委の中間とりまとめを提出したところ、理事会で承認されました。私たちが決定した内容が、できるところからただちに実施に移ることになります。田村昌委員長と共に大変大きな役目を果たしたことになります。また、庁費の扱いについて事務総長から説明を受けるため、一時休憩とし本会議後再開しその説明を受けることになりました。委員会においては、会期末の6月を迎えたことから、これまで提出されながらも委員会付託されていなかった法案について、そのつるしを下ろす手続のために挙手による採決が行われました。

●1245〜代議士会/第14控室→●1300〜本会議/本会議室

代議士会では、なぜ会期延長して教育基本法など重要案件について審議を継続しないのか、と意見が述べられました。これについて、幹事長は重要な法案だからこそもっと時間を掛けてしっかり取り組んでいきたいと切り返しました。
本会議においては、議了案件として5委員会6件、@国連魚類資源保存等実施協定(参院提出)、A危険物資汚染対応協力議定書(参院提出)、B官民人事交流法改正案(閣法)、C公職選挙法改正案(参院提出)、D意匠法等改正案(閣法)、E遺失物法案(閣法)、以上の通りです。いずれも賛成多数、可決しました。その後、@日本国憲法の改正手続法(自民公明案)、A日本国憲法の改正手続及び国民投票法案(民主案)、以上の2件が議題となり、それぞれ趣旨説明がなされ、重要法案とのことから各党全会派から質疑がなされました。

●1630〜議運理事会再開

衆議院事務総長から庁費の状況について資料の提供がありましたが、十分な説明に足りる資料ではないとのことから、全て回収され、再度詳細な資料の提出と説明を求めることが決まり本日は散会しました。

●1830〜佐田議運委員長招宴懇談会/都内

一つの大きな山を越えたことから本日は佐田委員長のお招きで夕食をご馳走になることになりました。しかし、急なお誘いで食事に参加したのは江渡理事と私の2名。二次会のカラオケ屋さんでは田野瀬筆頭理事はじめ、田村、中山、宮澤ら各理事が集合し賑やかな夜となりました。


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